小児用ジスロマックの飲ませ方

後天性免疫不全症でうつ病性障害に?ジスロマックは有効?

後天性免疫不全症(AIDS)はヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって引き起こされる感染症です。感染経路は主に体液を通じて感染し、性行為の際に起こる場合が多いです。これは男性同士のアナルセックスによっても引き起こされ、近年は同性愛者の中で感染が拡大していることが問題となっています。血液感染もしますが、近年は注射針の使い回し、輸血の際の血液検査などは徹底してしないため、血液感染は少なくなってきています。また親子間で感染することもあります。よって後天性免疫不全症の方は出産はできなくなってしまいます。この出産ができないという喪失感から大うつ病性障害となる可能性があります。うつ病とは症状の度合いによって、大うつ病性障害と気分変調症に分類されます。気分変調症の場合は比較的軽度の状態で、大うつ病性障害の場合は症状が中等度以上の場合です。後天性免疫不全症の場合は一生その病気と隣り合わせになってしまい、子供を産める状態に戻るわけではないのでうつ状態も比較的長く続く場合が多いです。
この後天性免疫不全症によく性感染症で使用されるジスロマックは有効なのでしょうか。その答えは有効ではありません。ジスロマックは抗生物質であり細菌に対して効果を示す薬です。一方、後天性免疫不全症はウイルスが引き起こす疾患であるため、ジスロマックのような抗生物質ではなく抗ウイルス薬が有効です。ただ、HIVは特殊なウイルスであるため、薬もHIVに効くように特徴的な作用機序となっています。抗HIV薬には、HIVプロテアーゼ阻害薬と逆転写酵素阻害薬という薬が存在します。近年は薬物治療も向上し、感染しても薬のコントロールで症状があまり出ない人もたくさんいます。